地震もあれば台風も来る。
僕らが暮らしているこの日本という国は素晴らしい国であることは間違いないのですが、同時に多くの天災に苦しめられることの多い国でもあります。
新型コロナウィルスの脅威が去らぬうちに小さな地震が頻繁に発生し、大雨もう降るしすぐに台風もやってくる。
割となんとかなるべ主義な僕ですが、流石に不安が大きくなってきている今日この頃。
というわけで今回は、意外と常備してなくない? と思うような物から意外な使い方が出来る物まで、最低限常備しておきたい災害時に助かる物リストを僕なりにピックアップしてご紹介。
最低限常備しておきたい食料品
とりあえず絶対に水
人体の大半を占める水。
仮に水道も止まってしまうような状況になった場合、水がなくなるということは死に直結します。
我が家でも最低限の備えとしてペットボトルの水はいくつか常備していますが、果たして数本のペットボトルでどれほど保つものなのかは怪しいところ。
ふと思い出したのですが、以前職場にいた同僚が「どんな水でもろ過して飲めるペットボトル」のような物を持っていたのですが、あれって災害時にとんでもなく最強なのでは? と思いました。
ありましたね。
持っていませんが、買いますコレ。
本当に生きるか死ぬかになった時、どんな水でも飲めちゃうというのは神の奇跡ぐらいの効力を発揮するはずですので。
缶詰
長期保存が可能で、かつカンパンなどのモソモソ炭水化物ではない栄養を摂取できる物として缶詰を超える物はありますまい。
我が家では……まずいですね、ツナ缶とサバ缶が少しあるだけです。
災害が起きなくともいつ食べても良いわけですから、缶詰系は色々な物を少しずつでも余分に買っておくようにしたいところ。
注意点として、缶切りがないと開けられないタイプの缶詰は出来れば避けたほうが吉。
当然、缶切りが無いから食べられなかった、みたいな悲しいことになり兼ねません。
缶切りなくても開けられるサバイバルスキル高目の方は大丈夫でしょうが。
レトルト食品
災害時というのは、普段使える調理器具が一切使えない可能性も考慮しなければなりません。
缶詰もその点安心ですし、レトルト食品もやはり何も調理器具がなくても食べられるという点で非常に有用。
もちろん、温めて湯煎でも出来れば最高ですがそれが出来ない状況というのもあり得るわけです。
レトルト食品は基本的にはパッケージングの際に加圧加熱殺菌してあるので、そのままでも食べれます。
レトルト食品もまた、缶詰と同じように少しずつでも備蓄しておきたい食品です。
意外な使い方も出来る最低限常備しておきたい物
ラップ
水が使えなくなってしまった場合、あらゆる物は洗えなくなってしまいます。
そこで大活躍するのがラップです。
お皿に敷いて使えば、食事が終わった後にラップだけ捨てれば良いのでお皿を洗う必要がなくなり、さらにゴミの量も極めて少なくできます。
さらに、ラップは排泄物処理や、ケガをした時の止血にも使えたりもするので、備えておけば何かと役立つ意外な物なのです。
アルミホイル
ラップと並んでキッチン常備グッズの1つでもあるアルミホイル。
このアルミホイルも、災害時に何かと役に立ちます。
アルミホイルを重ねて形を作り、フライパン代わりにもできますし、同じように形を整えて食器代わりにもできます。
他にも、光源をアルミホイルで反射させることでより明るくすることができたり、身体に巻いて暖を取るようなことまで。
持っていて絶対に損はない便利グッズがアルミホイルなのです。
ゴミ袋
普通に生活しているとゴミ捨ての時にしか使わないであろうゴミ袋。
しかし緊急時には意外な使い方で大活躍。
昨今の新型コロナウィルスの報道でも目にすることがありましたが、ゴミ袋は穴を開ければ着る事が出来ます。
新型コロナウィルスでは主に防護服として使用されましたが、災害時には防寒着にもなりますし、当然雨風を凌ぐレインコート代わりにもできます。
ゴミ袋はどの家庭にもあると思いますが、少しだけ多めに備えておくと万が一の時にも安心です。
ないと本当に困る物
モバイルバッテリー
今やなくてはならない物がスマートフォン。
災害時にも連絡手段としてはもちろん、より詳しい情報を入手する為にも極力バッテリーは確保しておきたいです。
当然、災害時には電気が止まる可能性があります。
そんな時には、電池で充電できるモバイルバッテリーが超重要。
「あればよかったのに」と実際に災害に遭われた方の多くの方が挙げるのもまたこのモバイルバッテリーです。
USBなどで充電するタイプの物を持っている方もいるかとは思いますが、電気が止まった際にはそもそものバッテリーの充電も出来なくなります。
そこで、必ず電池式のモバイルバッテリーを買っておくようにしましょう。
また、地味にミスしやすいのがケーブルの種類。ちゃんと自分の使うスマートフォンに合うケーブルかどうかの確認は必須です。
卓上コンロ・カセットボンベ
水道も止まれば電気も止まる、となると当然ガスが止まる可能性も高くなります。
そんな時には、卓上コンロが大活躍です。
我が家には卓上コンロがありますが、もしかしたら危険だから、という理由でホットプレートしかないような家庭もあるかも知れません。
しかし災害時の備えという観点では、やはり原始的ながらもその場で着火できる卓上コンロはとても大切です。
電池
結局のところ、災害時には原始的とも言われてしまう、けれども人類の叡智の結晶とも言える古くから存在する物が超活躍するのです。
電池もまた然り。
一体どうやってあの小さな容器の中に電気を溜めていられるのか? 不思議でなりません。
モバイルバッテリーだけでなく、ご自身の持っている「電池で動く物」に対応している電池は必ずストックしておくようにしましょう。
懐中電灯、ランタン
電気が止まるということは、夜には真の闇が訪れるということ。
現代ではなかなか本当の真っ暗闇を経験することは少なくなりましたが、真の闇というのは自分が存在しているかもわからなくなる程に暗く、怖いものです。
災害時と聞いてまず思い浮かぶのは懐中電灯。
こちらは割と常備している方も多いかと思うのですが、意外なのがランタン。
なぜランタンが良いかと言うと、明るさはもちろんの事、何よりもしっかりと置いておけるというのが最大の強み。
実際に被災された方々の意見にも、ピンポイントで照らす懐中電灯よりもランタンが大活躍した、という意見がありました。
忘れがちだけれど出来れば蓄えておきたい物
最後に、つい忘れてしまいがちだけれども無いと困る物をいくつかピックアップします。
生理用品
女性にとっては衛生面で非常に重要になる生理用品。
男性はどうしても気配りが行き届かなくなりがちな物なのですが、日頃から少し多めに蓄えておきましょう。
生理の無い男性にとっては理解し難いかも知れませんが、生理用品が無いと非常に不衛生な状態になり易く、最悪の場合体調不良にもなります。
ライター・マッチ
喫煙率が激減している昨今、もしかしたらライターをそもそも置いていない家も多いかも知れません。
それでも、ワンタッチで火が着けられるライターやマッチ等は出来れば少量でも持っておきたい物です。
火を着けるだけでなく、緊急時には一時的な明かりとしても使えます。
併せてロウソクも持っておくと最高です。
まとめ
備えておかねば、と思ってはいてもなかなか行動には移せない事も多いですよね。
例えば台風などはある程度事前に「この日がアブナイ」と知ることが出来るので対応しやすいのですが、事前に知れても一気に皆が買いだめに走る為食料品などは不足しがちです。
また、地震などの天災は基本的に予測するのが難しいです。
結局のところ、常日頃からコツコツと備えておく事が最良なのは明白。
少しずつでいいので、災害時に最低限常備しておきたい物はコツコツと買っておくように意識しましょう。
天災が起きるのは今日かも知れませんし、明日かも知れません。
わからないからこそ、備えるのです。
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