僕は今30代です。
そして、すでにもう若い子達の会話についていけません。
さすが物心ついたときには携帯があった世代。
こっちはピッチに大興奮し、ワンギリに胸躍らせた世代です。
特に困るのが、こちらが当然知っているかのようにバンバン出てくる横文字。つまりはカタカナ語みたいなの。
いや日本語で言えやオラァ!
って思いますが、なんだかいちいち「それ、どういう意味?」と聞くのもシャクなものです。
そこで今回は、僕の体験も踏まえて、比較的仕事や日常で出てきやすい横文字・カタカナ語をピックアップしましたので、最低限ここで紹介したものは覚えておけばきっとワケェヤツラに一矢報いることができる!はず。
イノベーションを起こす?
まずは昨今非常に良く聞く言葉、イノベーション。
調べても結構難しかったりするのですが、簡単に言えば、
革新、変革。または革新や変革を起こす技術や思考や行動。
ですかね。
「イノベーションを起こす」と言われたら、何か新しい革新を成し遂げてやる!って言っているのだと解釈して大丈夫です。
このイノベーションという言葉のように、日本語で言い表すと複雑になり過ぎたり、ちょっと伝わり方がズレちゃったりするので、バシッと横文字で言うと割としっくりくる、という横文字ならではの良さもあったりします。
「おれは変革をもたらす!」
と言うのと、
「おれはイノベーションを起こす!」
と言うのとだとやはり後者がちょっとデキルヤツ感出ますし。
インバウンドの影響?
次に、ニュースでもよく耳にするインバウンドという言葉。
簡単に書けば、
日本に来てる外国人旅行者
のことです。
boundという英単語には非常に色々な意味があり、ボールが跳ねるバウンドもこの単語です。
しかしインバウンドでのboundは、〇〇行き、みたいな意味で使われますり
inは内側などの意味があるので、inboundで内行き、つまりは日本行き、みたいな解釈です。
とにかく小難しいことは覚えなくていいので、インバウンドは日本に来てくれている外国旅行者の事と覚えておけばOKです。
「インバウンドによる経済への影響が……」
などと、ニュースで言っていると思いますが、ここを読んだ後ならしっくり来ますよね!
日本語で言ってくれやぁ、とやっぱり思うのは僕だけではないはず。
インフルエンサー?
インフルエンザと確実に間違える厄介な言葉であり、SNS時代だからこそ出てきたと思われるインフルエンサーという言葉。
これは簡単に言って
大きな影響力を持つ人物
の事です。
基本的にはSNSでめちゃめちゃフォロワーが多い人物などに使われている言葉です。
インフルエンサーと呼ばれる人物がチョロっと「私、この化粧品使ってます」と言おうものならその化粧品がバカ売れする、という怪物のことですね。
とにかく最低限インフルエンザと聞き間違えないようにだけ気をつけましょう。
エビデンス不足?
エビか!
じゃあつまりカルシウム不足か!
とならないように。
テレビだけでなく職場でももしかしたら使われるかも知れないのがらこのエビデンスという言葉。
どういう意味かと言うと、
証拠とか根拠
の事です。
いやこれこそ日本語で言えや!
と僕は強く思います。
でもまぁ、「エビデンスに乏しいから却下だな」とか言ってみたい気もします。
キャパオーバー?
次は、キャパシティという言葉。
キャパ、と略されてよく使われます。
これは簡単に言えば、
容量や許容量
の事です。
〇〇ビルだとキャパオーバー、と言われたら、〇〇ビルの収容可能人数を超えちゃってるよ、という意味。
その仕事おれにはキャパ不足で無理です、と言われたら、おれに捌ける量ではないので無理です、ほどの意味です。
この言葉に関しては日本語よりも使い勝手はいいイメージ。
結果にコミット?
次は、ライザップのCMでもお馴染み、コミットという言葉。
これはコミットメントの略で、
関わり合う、ゆだねる
という意味です。
ライザップの場合だと、結果にコミットするというのは恐らく、結果出るまでちゃんと関わりますからねぇ、ほどの意味かと思います。
責任持ちますという意味も含まれてますね。
そして、最近たまに職場の若い子が言っているのが、
「フルコミットしましょう!」
という使い方。
これは、全面的に関わっていきましょう、という意味みたいです。
この言葉の場合、関わりを持つ、と言うよりもフルコミットする、と言った方がより力強く聞こえますね。不思議。
ディテールが甘い?
次に、ディテールという言葉。
ディテールをもっと知りたい、とか、ディテールに凝っている、とかいう使い方もされますね。
これは、
細部、詳細
という意味。
だからそう日本語でYHEAAAAA!
と思います。
というか、「細部」とか「詳細」の方が「ディテール」という言葉より短いし言いやすい気がするんですけどこれってもう何なんですかね。
プライオリティが低い?
お次はプライオリティという言葉。
これは、
優先度、優先順位
という意味です。
この言葉はかっこいいですし、僕も意味は知っていました。
しかし、頑なに使わないようにしています。
優先度とか優先順位って言っちゃった方がわかりやすいでしょ! と思うので。
そう、僕はきっともうおじちゃんなのです。
「プライオリティが高い案件から片付けよう」
とか、言ってみたいんですけどね。シャクですからね。言いません。
まとめ
今回紹介したようなカタカナ語は無数に存在しています。
面白いのが、多くのカタカナ語は英語での意味とは違っちゃっていることが多いこと。
そこは日本人がカレーライスをインドのオリジナルカレーから学んで発明しちゃったように、上手く日本人の使いやすいようにアレンジしちゃってるんですね。すごいです。
あえてご自身で使う必要はないと思いますが、わからないと会話が成り立たない危険性がありますから、最低限今回紹介したものだけでも覚えておくときっと役に立つはずです。
そして使い方をわかってきたら、キャパオーバーにならない程度にエビデンスだけはしっかり調べた上でプライオリティの高い順から使ってみるとちょっと面白くなってくるかも知れません。
もちろん、当ブログはコミットしませんが。
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