僕はかなりのギャンブル好きです。
今でこそ結婚してお財布の紐を握られてしまっているので、昔のように給料日にそのままスッカラカンになるまでギャンブルしちゃうようなことはなくなりましたが、少しの嗜みとして何かしらのギャンブルはやってしまっており、相変わらずスッパリとはやめられずにいます。
競馬競艇麻雀パチンコパチスロFX(ギャンブルに入れていいのかわかりませんが)と色々やってしこたま負けてきましたが、中でも色々な意味で「これはヤバイぞ」と思ったのがネットカジノ(オンラインカジノ)です。
すごく楽しいですし、勝てる時はビックリするぐらいの金額を勝てたりします。
しかし、他の全てのギャンブルと同じように最終的なトータルでは圧倒的に負けています(超少なく見積もっても100万円以上はやられているはず)。
今回は、最低限お伝えしておきたいネットカジノに潜む巧妙な罠と、勝てない理由をご紹介します。
そしてまず最初にネットカジノに対する結論を言っておきます。
やらない方がいいです。
ちょっとネットカジノに興味を持ってしまっている方、またはもうすでにプレイしていて負け続けている方など、参考にしていただければと思います。
ネットカジノの巧妙な罠と対処法
明らかに制御された波があり、それをプレイヤーが知る術は無い
運には波というものがあります。
それはどんなギャンブルをやっていてもあると思います。
ツキが来てるゼェェッッッ! と、連続して勝てるような時もあれば、真逆で連続して全く勝てなくなるような時もあります。
それは人にはどうしようもない事。
自分で賭けて、外れたのですから全て自分が悪い。自業自得というやつです。
しかし!
ネットカジノでのライブゲーム以外の(ライブゲームについては後述します)ゲームで起きる明らかにわかる「波」は、自然な波などではなく自業自得な波でも無い、不自然な波なのです。
何しろネットカジノというのは全てがインターネット上で完結してしまいます。
競馬のように本物の馬が走っているわけでもなく、麻雀のように目の前で相手が打っているわけでもありません。
全てはインターネット上の、コンピューターが処理し、モニター越しに見るだけの世界。
これは完全に経験上の確証の無い意見ではあります。
しかし、だからこそ僕は「不自然な波」、言い換えれば「負けモード」が確実にあるだろうと思っています。
これはネットカジノで遊んだことがあれば多くの方が感じたのではないだろうかと思います。
実体験を元に例を挙げましょう。
ネットカジノでビデオスロットをプレイ中の出来事。
軍資金が大幅に減るような展開ではなかったものの、ちょっと減ったらそこそこの当たりが出て、またちょっと減ったら当たりが出て――その繰り返しでジワジワと少しづつだけ軍資金が減っていくような状況。
突然かなり大きな当たりが来て、大幅なプラスになる。
これは流れが来てる! と思いさらにプレイし続けるが、大きな当たりが出る前には絶対に無かったと思うような「連続するハズレ」が続く。
気付けば大きな当たり分は無くなり、結局ムキになって軍資金ゼロ。撤退。
もうこれはあるあるです。
「あ、負けモード入ったな」
と、すぐに気づいちゃうレベルでわかり易く外れまくるのです。
不自然な負けモードに入った時の対処法
では対処法。
対処法も何もないのですが、気付けるレベルでハズレが連続する負けモードに入ったらすぐにやめる事。それだけです。
上の項目で挙げた例にもあるように、ネットカジノでは結構大きな勝ちもちょこちょこあります。
一時的には数千ドル(ネットカジノはドル表記が基本)の勝ちになっていることも割とあります。数千ドル、つまりは数十万円ですね。
今やめておけば余裕で大勝。
しかし!
しかし!
やめられない!
ネットカジノに限った話じゃないですけどね。
そこでスパッとやめられる強靭なハートを持っていたら、そもそもギャンブルしないと思うのです。
もっと、もっと、もっと欲しい。
一度大きな当たりで味を占めていると、負けモードに入ろうが「どうせまたすぐ大きな当たりが出る」と盲信し、さらに頭の中は極度の興奮状態になってしまい、もう後戻りなんて出来ないのです。
ゼロになるか、1億ぐらい稼ぐか、そのどちらかになるまで止まれません。
当然、ゼロになって放心状態で撤退。
あの時やめとけば……と激しく後悔することになります。
勝っている時にやめる。本当に唯一の必勝法です。
その日やめる、でもいいのです。
勝っている時に一度ストップできるメンタルを持てれば、きっとあなたは勝てる人になれます。
僕はきっと永遠になれません。
※ライブゲームについて
多くのネットカジノではライブで行うカードゲームなどが用意されていることが多いです。
これはその名の通り、オンライン上で生身のディーラー相手にポーカーやルーレットなどが出来るというもの。
僕の調べた限りでは、「トータルで勝っている」という人はライブゲームしかやらないという方が多い印象です。
ビデオスロットなどとは異なり、実際にリアルタイムでプレイできるので怪しい機械的な制御が出来ない(完全に無いかどうかはわかりませんが少ないのは間違いないかと)のが人気の理由なんだろうと僕は思っています。
ただ、僕は苦手です。やったことはありますが、金髪の美女が目の前に表示されて英語で何か言ってる前でプレイするのは緊張しますし僕みたいなザコ男にはちょっと無理でした。シャイなので。
不自然な波のない、マジな勝ちを追求したい方は勝負してみる価値大いにあると思います。
勝っても出金までに時間がかかる
僕が数千ドル勝っていたのにやめられなかった理由の最も大きなものが出金に時間がかかる問題です。
まず、基本的にネットカジノは海外運営です。
日本でやると違法になるので、日本人はネット上で海外サーバー、海外運営のところでプレイするしかありません。
「それも違法では??」と思うかと思いますが、グレーなのが実際のところ。
というのも、日本人が海外運営のネットカジノでプレイすることを取り締まる法律が無いからです。
つまり、法律次第では今後正式にダメになる可能性もゼロではないということですね。
――話を戻して、出金の話。
説明したように、運営は全部海外。
つまり、入金と出金は国内でネット上で馬券を買ってすぐに払い戻しされるのとは勝手が違います。
入金は国内銀行からスムーズにできるネットカジノが多いのですが、出金は時間がかかったり、または別のネットバンクを経由しないと出来なかったりと枷があることが多いです。
僕が今まで遊んできたネットカジノは、全て出金までに数日かかるカジノでした。
これまた実体験の例をもってちょっと説明してみます。
大当たりを出し、ついに手にした2,000ドル。
日本円にすれば大体20万円。
1万円だけ入金して始めたから、19万円プラス。最高!
まだ少しだけ遊びたいから、1,500ドルだけ出金して勝ちを確保しておこう。
そして出金申請。
出金申請はしたものの、処理が開始されるのは2日後?
画面には「あと○○時間で処理されます」の文字。
そして凶悪な「出金申請を取り消す」と書かれたボタン。
いやいや出金したいんだからそんなの押しませんよ。
しかしその後、続けて遊びたいからと出金申請しなかった500ドルを秒速で失う。
頭の中は興奮状態にあり、「やっぱりもうちょっとだけプレイして勝ちを増やしたいな」と考えるようになる。
出金申請の画面に戻って見ると、まだ処理までは丸々2日ほどある。
なげぇよ。
いいよ、じゃあとりあえず一旦キャンセルしてもうちょっと増やしてからまた出金申請しよう。
そして「出金申請を取り消す」ボタンをクリック。
手元に戻って来た1,500ドルで再び戦いに。さぁ、ガンガン増やすぞぉ!
数時間後、全てを失い撤退。
ただ、中には出金だ爆速なネットカジノもあるとのこと。
しかしながら日本の銀行に直接振り込んでくれるような優しいカジノはマレで、基本的には何らかの別口座を経由することになるので、これがまた出金するのが面倒になる要因になっていることは間違いないです。
また、ちょっと興味を持ったからと軽い気持ちで始めちゃった人が挫折しやすいのも出金だと思います。
簡単に入金させまくったくせに、出金となると「本人確認書類を提出してください」となる事が多く、ビビります。
逆に安心できるポイントでもあるわけですが。
因みに僕はもちろん出金したことありますが、本当に指で数えられるくらいの回数しかありません。
ほぼ、軍資金ゼロでの涙の撤退です。
出金までに時間がかかる問題への対処法
これはハッキリ言って下調べ不足です。
海外運営のネットカジノでプレイするわけですから、そこが怪しいカジノじゃないか、信頼できるか、入金方法と出金方法はどうなっているのか、ぐらいは最低限しっかり調べてからプレイするようにしましょう。
情弱故にカモられた、ということにならないよう、海外のネットカジノなのですから尚更に念を入れて下調べしてからプレイしましょう。
24時間プレイできる
一見これは利点に聞こえるでしょう。
いつでもできます。
メンテナンスしてなければ、基本的には24時間プレイできちゃいます。
これは、非常に恐ろしいことです。
人の欲望にキリはなく、欲望を強制的にシャットダウンするには「もう出来ない」という状況が勝手に訪れてくれるのがベスト。
過去に、やめることこそが勝利への道。24時間できちゃカジノはやめとけ、という記事を書きました。
本当にそうなのです。
競馬なら最終レースでおしまい。
宝くじなら買ったら抽選日までしばらくは何もできません。
パチンコだって開店時間、閉店時間があり、それ以外の時間はできません。
しかし24時間できてしまうネットカジノは……物理的なやめ時というものが、あなたの資金がスッカラカンになる事以外に無いのです。
24時間プレイできちゃうことへの対処法
時間を決めてやる。
子供かよ、と言われそうですが、そうする以外ないです。
ただ、なかなか出来ることじゃありません。だって僕らは大人ですし、時間が許す限りはやりたいですから。
コンビニばりに便利なのです。
気が向いた時に、様々な会社が力を入れまくって作った、凝ったビデオスロットが遊べちゃう。
上手くいけば、ちょっとした時間で一気に小遣い稼ぎが出来ちゃう。
スマホしか持ってない?
安心してください。
そして震えてください。
スマホでもできちゃうネットカジノがどんどん増えているのです。
もうおしまい。
人類に打つ手なし。
対処法なんてありません。
みんな、根こそぎ奪われるのです。
まとめ
結論としましては、やらない方がいい、です。
絶対的に勝っている時にスパっとやめられて、かつ出金のダルさも乗り越えられる人は本気で向いていると思うのでむしろやったほうがいいかも知れません。
しかしそんな人は極わずか。
基本、負けます。
自分は違う、上手い攻略法を見つけてやる、自分は勝てるんだ。
と、誰もが思うわけですが、同様にそう思った誰もが負けていくのです。
今の僕のように、限られた極わずかな資金で、たまぁに「負けて当然」ぐらいの気持ちで遊ぶのが一番なのかも知れません。
かなりの時間を費やしてきたからこそ思う、何度も思った感想があります。
それは、
「時間の無駄とはまさにこの事だな」
というもの。時間だけでなく、同時にお金まで失っているので、最悪です。
それでもやりたいと思う方、どうか僕の仇を打って下さい。ジャックポット、ぶち当ててきて下さい。そして僕に……。
ギャンブルは好きなんだけど、運任せになってしまうのは嫌だ……。
そんな風に思う方は、ぜひポーカーの世界を覗いてみてください。
そこには運ではない「技術」でガシガシ稼いでいくという、いわゆる運任せのギャンブルとは全く違った側面を持っています。
もちろんオンラインでのプレイも可能ですので、興味がある方は詳細を特集しているブログ「オンカジレコード」をチェックしてみてください。
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