【結婚に迷う男性向け】結婚5年目に思う結婚のメリット・デメリット【ガチな本音】

結婚。

それは人生におけるとんでもなく大きなターニングポイントです。

若いときには強い憧れを持っていたりもしましたが、いざ本気で結婚を考えるとなるとびびってしまったりするものです。

僕は妻とは約5年前に結婚しました。

5年も一緒にいるのがあまり実感のないことなのですが、色々ありつつもなんとか仲良くやれています。

最初にまず結婚への僕の結論を書いておきます。

色々あるけれど結婚してよかったと思います。

しかし人によってはとっくにめげちゃうだろうな、と思うようなことも多々あります。

そこで今回は、5年目に思う、ガチ本音な結婚のメリット、デメリットを書いてみたいと思います。

結婚5年目ごときで何を言うか小僧!と思う方もいるでしょうが、むしろ小僧にしか書けない事が書けるかな、と思っています。

結婚に迷うあなたの参考になれば幸いです。

幸せな日々!結婚のメリット

好きな人と一生一緒にいられる

最大のメリットは、好きな相手と一生一緒にいられる事です。

「あなたは一生愛する事を誓いますか?」

と、怪しい神父さんの前でクリスチャンでも何でもないのに神に誓っちゃってますから、そこは守らねばなりません。

(因みに僕は金銭的問題とか色々ありまして式は挙げていませんので神父さんの前で誓ってないです。少なくとも僕は万が一の事になっても神に怒られずに済みます)

ただ、もしも結婚に甘くて刺激的で性的なセックスな日々を求めている場合、それは長続きしません。

それはもう結婚したての頃は、甘美な営みをそこそこのクオリティで堪能できるかも知れませんが、人生は長く険しいです。

おそらくは結婚3年目にもなれば、「甘美」とはあまり言えなくなる可能性がありますから、そこは夫婦で工夫するなりして乗り越えていかねばなりません。

日本人はただでさえセックスレスな夫婦が多い国。

努力が必要になります。

恋ではなく愛を知れる

結婚して2〜3年までは、もしかしたら恋心に似た感情を持ち続ける事ができるかも知れません。

しかしそれは確実に変わります。

そもそもの恋心って、多分に性欲が関係していますから。

結婚3年目に離婚する率が高いと言われるのも、まさにその切り替えポイントだからでしょう。

そこからが正念場。

多くの出来事を協力して助け合いながら乗り越えて来た2人の、本当の試練です。

僕の場合、恋はしっかりと愛へ変わっていたようです。

それは意識してもなかなかハッキリとはわからない曖昧な感情なのですが、好きとか嫌いとかではないナニカが確かに芽生えていたのです。

ものすごく幼稚な表現になってしまいますが、「好きな人」から「大切な人」になった感覚です。

しかし!

恋心期間が過ぎて、お互いの関係が疑問だらけで尊敬できるようなところも見つからない——という夫婦は、ここで別れる決断をしてしまうこともあるのでしょう。

こればかりはもう、仕方ないと思います。

もしそのような決断をすることになったとしても、僕は全く責める気にもなりません。

長い期間同棲してから結婚したのであればそのリスクは減らせるでしょうが、ほとんどの場合は全てを知っているわけではない状態で結婚するはず。

となると、後からどんどん自分の知らなかった相手の嫌な部分が出てくるわけです。

ハッキリ言って運だと思います。

そしてその運を乗り越える為には、「本当に相手を愛しているか?」が必要になるのです。

僕も、多くの「合わないなぁ」と思う部分を見てきましたが、最終的に「でもそんなのしょうがないし合わせていくべさ」となれたから今こうして仲良くやれています。

ちょっとわかりにくい言い方しちゃったかも知れないのでまとめると、

運要素=相手の嫌な部分の大きさ。

愛要素=嫌な部分をどこまで許せるか?という器のデカさ。

でしょうか。

結婚って綺麗事じゃ済まない事だらけなので、

「どんな嫌な部分も愛する自信がある!」

なんて結婚当初思っていても、その想いはすぐにへし折られます。

あなたの愛の大きさを、相手の嫌な部分が余裕で超えてくることだって全然あると思います。

恋が愛に変わる瞬間こそ、最大の試練でありターニングポイントになり得ると思うのです。

当然「結婚」という制度上の手続きをしなくても愛の境地へ到達しているカップルは無数にいます。

ただ、いくら多様性が訴えられている昨今でもまだまだ結婚という制度の安心感とか「強さ」のようなものはあると思います。

制度上縛られることで自覚が出るような方もいるでしょうし、僕もやはり「結婚(婚姻)」によって意識は変わりました。

そういう意味も含め、結婚のメリットの項目は書かせて頂きました。

制度上のメリット

結婚するということは、法律上の婚姻をし、夫と妻という関係になること。

この婚姻をしないと利用できない制度があり、それは非常に具体的な「メリット・デメリット」であると言えるでしょう。

まず思いつくのが、配偶者控除などの税金を軽減する為の制度の利用です。

ただ、例えば僕の場合だと妻もガッツリ働いている為、控除を受ける条件に当てはまらないので活用できていません。

しかし妻が働けなくなったり(出産や病気など)した場合、ものすごく助かる制度となります。

また、遺産相続時に相続税を払うことなく相続することができるのもメリット。

さらには、年金も代わりに受け取る事ができます。

事実婚でも実はほとんどの事は手間さえクリアすれば婚姻している夫婦と同様に受けられるのですが、「配偶者」である必要のある制度は利用できません。

主に、配偶者控除や相続については制度を利用できる対象が「配偶者」となっている為、どうしても利用できない事になります。

ただ——結婚して5年目の僕からしたら、どれもピンとは来ないのが正直なところ。

子供が出来たりしたらまた変わってくるのでしょうが、現段階では制度上「結婚してよかったぁ!」とはあまり思いません。

かつて職場に高齢の従業員がいた事があります。

その人は、自分が死んだ後の年金の話や相続の話をよくしていました。

今ピンとこなくても必ず人は老いるわけで、よくわかんないから気にしない、では本当はいけないのでしょう。

寂しくない

いきなり漠然とした見出しですが、一人暮らしも長かった僕からすれば「寂しくない」というのは大きなメリットです。

帰れば常に誰かいる。

その日起きた楽しいこと、ツライ事を聞いてくれる。

もっと言えば、仮に職場で散々な目に遭ったとしても、帰れば味方になってくれる大切な人がいる(時に敵になりますが)、ということは非常に精神衛生上大きいと思います。

ちなみに僕は結構本気の「1人でいる事が好き」なタイプ。

昔は結婚なんて絶対に嫌だと思ってすらいました。

そんな僕でも、いざ結婚して暮らしていると妻がいない状況というのが考えられなくなるものです。

何が言いたいかと言うと、

1人が好き!という方でも結婚しちゃえば違う考え方になってくるよ

ということです。

ただし、デメリットの項目で書きますが多くの犠牲は覚悟しておかなければなりませんが。

既婚者というパワーワードの力を授かれる

いくら多様性の時代でも、親の世代はまだまだ昭和です。

どうしても制度上の「婚姻」を望むでしょうし、いざ結婚すれば喜んでくれます。

さらに結婚すれば、あなたは「既婚者」です。

僕の妻が良く言うのですが、「既婚者はモテる」のだそうです。

安心感とか、しっかりしてる感が出るからなのだとか。

(僕モテてないんですがそれは……)

結局のところ、既婚者というパワーワードは強いです。

それは未婚では得られない、一種のオーラのようなものでしょうか。

既婚者オーラ、それは自ら進んで制度に縛られ、枷を嵌められた勇者にのみ授けられる世間からの祝福のオーラでもあります。

いざ行かん! 我こそは既婚者! 少子化を解決し明るい未来をもたらす勇者なり!

もちろん、効かない人には効きません。

忍耐の日々!結婚のデメリット

次にデメリットです。

妻と仲良くしている、と自称する僕も、多くの事を我慢してきました。

それは当然妻も同じでしょう。

忍耐が必要。これはうまくいっている夫婦でもそうでない夫婦でも、きっと同じなんだろうなと思います。

自分の時間が圧倒的に減る

僕が1番辛いのが、自分の時間が減る事です。

一人暮らし時代は、帰宅したら適当に買った晩ご飯を食べながら、大好きなゲームをしていました。

そして寝る直前までダラダラとゲームし続けて、そのまま寝てしまえば良かったのです。

しかし、今はそんなことは許されません。

そもそも妻はゲームを許してくれないので、ゲーム機すら我が家にはありません。

これは僕の中でも特に大きかった「犠牲」の1つです。

疲れて帰宅したら一緒に晩ご飯の支度をし、食べ、食器を洗います。

そしてその後のわずかな時間のみが自分の時間になるわけですが、ブログを熱中して書いている時でも「ほら、もうこんな時間だから寝支度して!」などと急かされます。

ありがたいことでもあります。

しかし同時に、一人暮らし時代と比べると圧倒的に不自由です。

1人で暮らしているわけではなく、2人で暮らしている。

その自覚が必要になります。

また、子供の有無にも大きく左右されるポイントです。

僕ら夫婦にはまだ子供はいませんが、もしできたとしたら妻だけでなく夫も当然協力して子育てをすることになります。

子供を育てる為ですからやるしかない事ですが、それにより自分の時間というものはもっと減ることになります。

それでも子供が欲しいか?

それはもう夫婦で話し合うしかない、デリケートで非常に難しい問題です。

些細な習慣の違いが亀裂を生む

前項で最後に書いた、

2人で暮らす

ということは、結婚において非常に重要な意識すべき言葉だと僕は思います。

惚れ合って結婚した2人ではありますが、元は他人同士です。

そんなふたりが同じ家でずっと暮らすことになるわけですからそこには多くのすれ違いが生じます。

よく、「結婚する前には同棲した方が良い」と言いますが、その考え方は非常に理にかなっていると思います。

やはり多くの事は一緒に暮らしてみないとわからないので、それを結婚前に事前に確認し合おうと言う事ですので。

僕も結婚当初多くの些細なことで怒られてきました。

洗濯物の畳み方、洗剤の入れ方、食器洗い時の水ハネ、いびき、トイレの換気扇の消し忘れなどなど、挙げればキリがないほどです。

それはきっと、どの夫婦でも同じでしょう。

ときには反論しちゃいましたし、喧嘩にもなりました。

おそらく妻も僕の許せない部分というのをたくさん我慢してくれているのだろうと思います。

お互いが譲り合い少しずつ妥協点を探して行く、それをしないと喧嘩ばかりですぐに破綻してしまうのが結婚の恐ろしいところです。

事実婚状態であれば合わないことを理由にそのまま別れてしまうこともできるでしょう。

しかし婚姻関係にある状態ではそう簡単にさようならと言うわけにはいきません。

離婚手続きの面倒臭さというのはメリットでもありデメリットでもあると僕は思います。

相手のことをもっとしっかりと見つめ直そうと思えるメリットにもなりますし、今書いてきたようにシンプルに別れる為の障害となることもあるからです。

しかし、結婚するぞ!と覚悟を決めたのですから、簡単にその決意を覆すのはダメだろ、と僕は思います。

嫌な部分があるのも当たり前、些細な習慣の違いもあるに決まってます。

だからこそ面白い。僕はそう考えています。

逆にそう思えなければ、結婚はおそらく地獄の連続です。

もう一生他の人に恋愛できない

とんでもなく当たり前の事を書いてますが、文字にしてみると恐ろしくないですか?

結婚してしまったら、建前上は

もう一生他の人と恋愛できない

のです。

その約束を破ったタレントなどが世間に吊し上げられ火炙りの刑に処されているわけですが、僕はいつも「そこまでしなくても」と思ってしまいます。

ちょっとだけ?

ダメです。それが許される国ではないのです。

いやはや恐ろしい事です。

ここが1番、覚悟を求められるポイントかも知れませんね。

あなたは絶対に浮気せず、一生奥さんを愛し抜く事ができますか? 本当に? 絶対?

↑むしろ結婚式での神父にはこう言わせた方が覚悟出来そうな気がします。

それでも僕らは人間です。

不安定で不完全な生き物です。

ちょっとしたことから、恋に落ち、過ちを犯してしまう。

いいじゃないですか。仕方ない。奥さんが許してくれるのなら。

しかし僕のようなヤツはおそらく……

市中引き回しの上軽く火炙りからの打ち首獄門!

それが結婚です。

親族付き合いが超めんどい

両親への挨拶、年始の挨拶、お歳暮や暑中見舞いなどなど、晴れてファミリーとなったからには多くのクソ面倒な付き合いが待っています。

これらの慣習は親族としての絆を深めるだけでなく、「常識的なヤツかどうか」を試される儀式でもあります。

さて僕は?

なんと、面倒くさすぎて、全くやっておりません。

僕の妻もそういう面倒な付き合いが超嫌いなようで、そこもラッキーでした。

もちろん、両親への挨拶や食事会などささやかかつ最低限と思われる儀式はしましたが、それ以外は全スルー。

きっととんでもなく非常識なヤツだと思われている事でしょう。

ただ、全然気にしていませんしすごく楽です。

しかし、人生長いですし、それこそ両親が亡くなってしまったなどが起きればスルーは出来ません。

いつか僕も親族のど真ん中に放り出され、それこそ市中引き回しの上にヒザがなくなるまで土下座させられた挙句に切腹打ち首は覚悟しておかねばなりません。

僕のようにスーパー自己中に全スルーしている方がどれだけいるのかわかりませんが、何にしろ面倒事であるのは間違いないでしょう。

【恋人がいる人向け】結婚するほどの相手か判別する方法

最後に番外編ですが、僕がよくやる「本当に相手を愛しているか?」を判別する方法を書いておきます。

本気で愛しているなら、結婚すべきだと思うからです。

デメリットが多くても、本当に愛があれば大体のことは乗り越えられます。

では判別方ですが、すごぉくシンプルです。

少し不謹慎ですが、恋人がこの世から消えてしまった事を真剣に想像してみてください。

それを真剣に想像出来た時にあなたの中に湧き上がってきた感情、それがおそらくはあなたの本音です。

「なんか身が軽くなったな」

と思ったら、きっと結婚は悪夢です。

「死ぬほど悲しい」

と思えたなら、たぶんあなたは恋人と結婚しても大切に思うことができる気がします。

因みに、この想像は喧嘩中などにしてはダメです。

大体スッキリしちゃいますので。

まとめ:結婚して良かったと思うが、覚悟と多くの犠牲が必要

この記事では主に僕の結婚への感想を書かせてもらいました。

人によっては全く共感できない部分もあるでしょう。

結婚は一括りに語れるものではありません。

なぜなら、異なる男女がそれぞれの物語を紡いだ上で結ばれているからです。

今回の記事では、あくまでも僕1人のリアルな意見として参考にしてもらえればと思います。

まとめると、

結婚のメリットは

・好きな人と一生一緒にいられる。

・恋ではなく愛を知れる。

・配偶者控除、相続時のスムーズさなど制度上の恩恵を受けられる(でもそんなに多くない)。

・寂しくない。常に支えてくれる人がいる幸せ。

・既婚者という肩書きを得られる。

一方結婚のデメリットは、

・自分だけの時間が圧倒的に減る(良くも悪くもほとんどが2人の時間になる)。

・些細な習慣の違いで揉めやすい。

・2度と他の人に恋できない。

・親族との付き合いが超めんどい。

それらを踏まえた上で、僕は結婚して良かったと思っています。

デメリットの中に「自分は絶対に譲れない!」という項目がある方は結構厳しいかも知れません。

何しろ結婚はとにかく忍耐と譲り合いの連続。

我を完全に殺す必要はありませんが、微調整して相手と合わせていかなければ必ず破綻します。

一時的にパワーでねじ伏せても、必ず相手は根に持ちます。

常にそのせめぎ合いの中でバランスを取っていく。

極めて脆いガラスの上で踊る男女。

それが結婚。

愛と絆、そして忍耐が試されるのです。

——と、まぁなんとかまとめた感じにしましたが、僕は成り行きでそこまで深く考えず結婚しました。

途中書いたように結婚後の2人の関係には運も絶対に絡んできますから、とりあえず結婚しちゃっていいと思います。

だって今、あなたはお相手の事を大好きなわけですから。

それ以上の理由は要りません。

結局は、実際してみないとわからないことの方が多いに決まってます。

もし慎重に見極めたいなら、1年ぐらい同棲してみる。これが1番確実な方法です。

以上、この記事が誰かの役に立つことを願って。

※この記事を投稿しようと思っていたまさにその瞬間、つまりはまさに今さっき、些細な事から喧嘩しました。めっちゃ腹立ちます。つまりは……そういうものなのでしょう。戦いの連続です。

コメント