クリストファー・ノーラン監督の最低限観ておきたいおすすめ映画3選

現代の天才映画監督、クリストファー・ノーラン

徹底的なまでのこだわりを持った作風でも有名で、今や世界的にもトップ付近に君臨する映画監督の1人であるのは間違いないでしょう。

好きですねぇ、僕も。

ノーラン監督の作品はほとんど観てると思います。

「アートとしての映画と、ビジネスとしての映画、その両方を両立させてしまう監督」と言われていますが、本当にその通りだと思います。

面白いだけでなく、アーティスティック。

今回は観ておかないと本当にもったいない、クリストファー・ノーラン監督を知る上で最低限観ておきたい映画3作品をご紹介します。

『メメント』

ノーラン監督が一気に注目されるきっかけとなったのが、ガイ・ピアース主演の奇抜な構成が超独特な『メメント』です。

僕は初見で意味わからなかったのですが、それで正しい感想だったのだと今は納得。

観ていない方の為にネタバレは控えますが、最大の特徴として時間軸が逆になってるんです。

主人公は傷を負っていて記憶に障害があり、ほんの少し前の記憶までしか覚えていられないようになってしまっており、自らの身体に書かれたメモや様々なヒントから少しずつ「一体何が起きていたのか」を辿っていく展開。

これを面白く映画にするのって難しいと思うのです。

ノーラン監督としては長編の2作目にあたり、長編1作目でも似たような作りをしていたのをこの『メメント』でさらにアップデートした印象もあり、抜群に面白いです。

冒頭で???となるのは正しい反応、というのはそもそもがそういう作りだからです。

ちなみにこの映画の元になっている短編小説を書いたのが実弟のジョナサン・ノーランで、イケメンです。

ノーラン監督自身もホアキン・フェニックスに似てる気がしますし、イケメン家系ですね。

ともかく、クリストファー・ノーランの今後の作品にも色濃く影響の垣間見える奇抜過ぎな名作です。

『ダークナイト』

バットマンをクリストファー・ノーランが撮る??

という期待の元新しいバットマンシリーズがノーラン監督によってスタート。

1作目の『バットマンビギンズ』は超ヒットとはいかなかったのですが、この2作目、『ダークナイト』でスマッシュヒット。

アメコミモノとしてはちょっと複雑な展開と、いちいち人の心の善意を揺さぶってくるジョーカーと、ただの正義の使者でいられなくなるバットマンと……。

ノーランが本気出すとバットマンもこうなる!

という傑作。

また、この『ダークナイト』でジョーカーを演じたヒース・レジャーさんにとって遺作となってしまいました。

まだまだこのジョーカーも見ていたかった!と思った方は沢山いたはず。残念無念です。

もしまだ『ダークナイト』を観ていないという方は是非ノーランバットマンの1作目から見て欲しいです。

ここでは載せませんが、3作目の『ダークナイト ライジング』も傑作。

非常に特殊な環境下を映画内で作るのがノーラン監督は巧みなので、『ダークナイト ライジング』の雰囲気はとてもツボでした。

押井守監督の劇場版パトレイバー2を思い出したのは僕だけでしょうか?

『インセプション』

最後は『インセプション』

僕はノーラン作品で1番好きです。

全てが面白い。

タイトルに使った画像も『インセプション』からのイメージに合うので選びました。

ざっくり言えば、夢と現実とを行き来する話なのですが、もうどこからが夢なのか分からなくなりますし、意図的にそういう作りになっている箇所も多々あり本当に面白い。

ノーラン監督のオリジナル脚本で、さらに構想には20年掛けたというからいかにノーラン監督が気合いを入れた作品かがわかります。

時期的にはバットマンシリーズと被っているのですが、おそらくノーラン監督は『インセプション』の方が力を入れたかったはず。

興行収入的にはバットマンシリーズの『ダークナイト』と『ダークナイト ライジング』には負けているものの、僕的には意味不明、どう考えても『インセプション』の方が面白いです。

いや、もちろんバットマンも超面白いんですが、『インセプション』はさらに上をいく面白さってことです。

僕自身が夢と現実との境目の曖昧さに興味があったから、というのもあるかも知れませんが、よくこんな話を映像化してまとめられたな、と関心感動です。

キャストも、我らが不倫大先生ケンワタナベにディカプリオに『ダンケルク』や『ダークナイト ライジング』にも出てるトム・ハーディとキャストも豪華。

そしてラストが最高。

言えない。観てください。ノーランの意地悪!でも最高!

って僕は思ったラストでした。

文句無しにおすすめなので観ていない方は是非、ノーラン監督の本気を見て下さい。

まとめ

ここで紹介していませんが、他にも〇〇が出てこない抽象的?戦争映画である『ダンケルク』、宇宙をノーランが撮るとこうなるよ!というこだわりの詰まった『インターステラー』などなど大作はまだまだあります。

アンハサウェイかわいい。

ただ、やはり今回紹介した3作品の天才っぷり、おもしろさは突き抜けていると僕は思います。

特に『インセプション』。

さらに今年、2020年9月、すごそうな作品が新たに公開されます。

予告編を見る限り、死後の世界という言葉が出てきますし、僕的には『インセプション』ばりにぶっ飛んでて面白い作品なんじゃないかとめちゃ期待してます。

追記:『TENET/テネット』観ましたので、ネタバレなしでの感想記事書きましたのでぜひお読みください。ノーランの頭の中はヤバイ。

まだまだ歴史に残る名作を連発する気配しか感じないクリストファー・ノーラン監督。

もし全くノーラン監督作品を見たことがないのであれば本当にもったいないので、是非観てみて下さい。

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