ちょうど足をさらけ出してどこか眠たそうなシュヴァルツのコーデが販売されていた頃、僕は尖りまくりな暗殺者シュヴァルツをすり抜けで引きました。
すり抜け、ということは本当に引きたかったキャラは別にいたわけで(記憶が確かならブレイズあたりかと)、シュヴァルツが来たところで
「いやいやあんた尖りまくりなんでしょ? いらんいらん」
ぐらいに思っていたのです。
ただしばらく放置し、コーデの販売期間も終わった頃になってから急に気になり始め、どうやらスキル3のターミネートがイカチィらしい事も知り、ちょっと育ててみたのです。
すると今は……
1番のお気に入りキャラに。
使いにくい、という評判を目にしてしまっていたせいか、勝手に思い込んでいたのです。
良くないですね。やっぱり実際使ってみないとわからんものです。
まず1つ言いたいのが、案外雑運用でも問題なく活躍してくれます。
そして、やはり目玉スキルであるターミネート。
雑運用する際でも、しっかりとターミネートの特徴的な攻撃範囲である直線3マス(特化1から4マス)を意識して配置しておけば、
通常時も高めの火力で殲滅に貢献し、ターミネート発動してヤシマ作戦顔負けの巨大必殺砲台化して遊ぶ事も出来る
という非常に使ってて面白い魅力的なキャラとなります。
というわけで今回は『アークナイツ』のシュヴァルツの魅力を語る記事です。
スキル3ターミネートの火力に震えろ
ちょっとここでまずシュヴァルツの素質とスキル3の性能を見てみましょう。
すみませんがスキル1とスキル2は全く僕的には魅力的でないので試しに使ってみた意外では一切使っていないので割愛します。
僕のシュヴァルツはターミネーターであればそれでいいのです。
昇進2の時の素質が、
攻撃時、20%の確率でその攻撃のみ攻撃力が160%に上昇し、攻撃した敵の防御力を5秒間-20%
というものと、さらに
自身と少なくとも1人狙撃オペレーターが配置されている場合、狙撃オペレーターの攻撃力+8%
です。
まぁこれを見る限りは、確率で発動すればめっちゃ強いけど運だよなぁ、ぐらいの程度。
しかし次に昇進2をしてから使えるようになるスキル3のターミネートを見てみると、
スキルレベル | 初期SP | 必要SP | 継続時間 | 効果 |
7 | 9 | 29 | 21 | 攻撃範囲が前方3マスになり、通常攻撃の間隔がわずかに延長。攻撃力+140%、素質の発動率が100%まで上昇 |
特化1 | 10 | 28 | 22 | 攻撃範囲が前方4マスになり、通常攻撃の間隔がわずかに延長。攻撃力+150%、素質の発動率が100%まで上昇 |
特化2 | 11 | 27 | 23 | 攻撃範囲が前方4マスになり、通常攻撃の間隔がわずかに延長。攻撃力+160%、素質の発動率が100%まで上昇 |
特化3 | 12 | 25 | 25 | 攻撃範囲が前方4マスになり、通常攻撃の間隔がわずかに延長。攻撃力+180%、素質の発動率が100%まで上昇 |
赤字で目立たせた箇所に書いてある通り、ターミネート発動中にはバフがかかるだけでなく更に素質の発動率が100%、つまりは発動中の全ての攻撃には攻撃力が160%に上昇し、攻撃した敵の防御力を5秒間-20%という素質の効果も加わることになります。
試しに攻略wikiのダメージ計算式を参考に計算してみますと、僕の手持ちのシュヴァルツは
昇進2のレベル50・信頼マックスで攻撃力が853(スキル3は特化3まで上げてあります)。
まず、スキルによって攻撃力が+180%になるので、853×1.8で1535が加算されます。
この時点で攻撃力は853+1535で2388。
さらに、ターミネートの効果「素質発動率100%」により、素質である「その攻撃のみ攻撃力が160%に上昇し、攻撃した敵の防御力を5秒間-20%」が攻撃の度に発動することになるので、スキルのバフによって上昇した攻撃力2388がさらに1.6倍に。
デバフ効果は敵の防御力に左右されるので省きますが、とりあえず計算しただけだと3820ものダメージを撃ち続けるトンデモ兵器になるのです。
計算が合っているか不安だったので、容姿がシュヴァルツとなんとなく被っている気がするW相手に撃ってみました。
Wの防御力がD評価なので100か200ぐらいの防御力だと思いますから、3741のダメージが出ているということは上記計算で大体合っていそうですね。
特化3だと、25秒で再発動が可能になります。これは使っている感じだと思った以上に回転が早く、ちょっと目を離していたら溜まってた――ぐらいの感覚なので想像以上にどんどん使っていけます。
高防御をぶち抜く快感
シュヴァルツが思った以上に使いやすい最大の理由が、
敵を選ばず高火力をぶちかませる
というポイントです。
例えばエクシアなどでは、高防御の敵には全然ダメージが通らずに「エクシアなんでや……」という悲しい経験をすることになります。
それはダメージの計算上仕方のない事で、手数の暴力でギャルギャルと削っていくエクシアは高防御を貫通するほどの火力がないからですね。
その点、シュヴァルツはどんな高防御力の敵でも、暴力的なまでの一点突破な火力でもって貫通するかのようにダメージを与えられるのです。
僕は割とズボラなので、面倒な事は出来る限り考えたくない。
シュヴァルツを運用する上で考えるべきはポジショニングのみで、それ以外はとりあえず置いとけば一人で禍々しいオーラ纏って相手を選ばずターミネートしてくれるわけです。
そしてもう一つ僕が「シュヴァルツいいなぁ」と思った理由が、使い方次第では周回ステージの大幅な時短に繋げられることです。
ターミネートで時短に貢献
結局のところ『アークナイツ』もまた周回必至。
となると、少しでも自動指揮での時間は短くしたいところ。
基本的にステージ攻略に時間がかかるケースは、
・大型の敵さんが固くて倒すのに時間がかかる。
・雑魚がキルゾーンに来るのに時間がかかる。
などが主な原因になる事が多いと思うのです。
高レベルキャラで固めているある程度進んでいる方々はきっと敵の沸くポイント目の前で待ち構え時短戦略を取っているんじゃないかと思うのですが、シュヴァルツほどその時短に貢献してくれるキャラはいないんじゃないかと思います。
大型の固めの敵さんも、ターミネートなら2~3発でほぼ沈められますし(凶悪クラッシャーとかは流石にキツイ)、ザコなら基本一発。
時短したいステージがある場合、まず僕は敵の沸く拠点の直線状に高台マスが無いか探します。
いわゆるイフリータラインを探す作業と似てます。というかイフリータとラインがピッタリ重ねられるので、一緒に置いてあげて確実に抜けられない死のラインを構築するのも面白いです。ちょっと過剰火力感ありますが。
見つけられたら、大チャンス。
そのクセのあるターミネートの直線も、むしろ便利で助かる遠距離狙撃スポットになったりするわけです。
「さぁ、ロドスをボッコボコにしてやるぞ」
と意気揚々と出撃してくるザコを、戦場すら見せないレベルで瞬殺。
敵側の事考えたら切なくなるレベル。
せっかちさんこそ是非使うべきシュヴァルツ、そしてターミネートです。
グラウコスでバインドさせてからターミネート、なんていうコンボも面白いです。遅延・バインドとも攻撃間隔が長い関係から相性良いので。
よく見たら名前からしてターミネーターだった件
シュヴァルツって、英語でschwarzと表記します。
これはドイツ語で黒を意味する言葉で、ヨーロッパではよくある姓。
そして、シュワルツやシュワーツとも読みます。
ターミネート使う暗殺者? シュワルツ?
そう、あのアーノルド・シュワルツェネッガー一緒のシュワルツなのです。
だから何?
と言われたらそれまでですが、ターミネートというスキルがあって、名前もシュワルツですから、元ネタがそこらへんにあるのはほぼ間違いないでしょう。
しかも立場も映画の『ターミネータ』と似ていて、セイロンお嬢様を守るSPなところもターミネーター。
もしやモデルはリンダ・ハミルトンだったり……それ最高。
推測ですし、でっていう感ありますが。
まとめ:シュヴァルツ持っているのに育ててなかったらもったいないです
というわけで、シュヴァルツの魅力をターミネートに偏りつつ紹介しましたが、使いたくなってきませんか?
昇進2も、スキル特化3も、するのって超絶苦行です。
しかしこのシュヴァルツだけは、なんだか夢中で特化素材集めできました。
とにかくターミネートを強くしたい!という想いが苦痛を軽減してくれました。
結局は愛。
正直なところ、特化は1でもいい気がします。
射程が4マスになるのは特化1からなので。
それでも、火力全振りなシュヴァルツお姉さまをターミネーターとして育てる為に、僕は夢中で特化3を目指しました。
一度使ってみて、その極端な性能が刺さったのであれば全力で特化3を目指すことをオススメします。
信頼度上げが面倒?
大丈夫、僕もそう思ってましたが一瞬で200%です。
それほど、無駄に使い続けちゃう魅力が満載なのがシュヴァルツです。
あと、信頼度上げてプロファイル読んだらもう引き返せないレベルで愛おしくなるので覚悟しておいた方が良いです。
以上、シュヴァルツを称える記事でした。
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