リドリー・スコット監督は、多くの人々の心に恐怖のトラウマを植え付けた初代『エイリアン』の監督です。
もうほんとエイリアン嫌いです。
僕が30代前半なので、僕よりちょっと上の世代から僕ぐらいにかけては、きっとビデオ時代にエイリアンを観て最高に怖い体験をしたものと信じます。
しかし、なぜか僕はこのリドリー・スコット監督が大好きです。
それはやはり『グラディエーター』を観てドツボにはまったからかも知れません。
完璧主義者としても有名で、とにかく映像にこだわるリドリー・スコット監督。今回は最低限観ておきたいオススメのリドリー・スコット監督の映画3選です。
『エイリアン』
流石にちょっと予告編も時代を感じますが、SFホラーの基礎と言っても過言ではない名作『エイリアン』。
宇宙人なんて、あのまん丸お目目のシルバーな造形だけでよかったものを、こんなに凶悪な恐ろしい怪物として出したリドリー・スコット監督は罪深いです。
小さい頃父親に見せられた僕は、怖くて眠れなくなった記憶があります。
ざっくりとした内容は、宇宙船内で孵化しちゃったエイリアンから逃げまくるパニックホラーです。とにかく船内の雰囲気も怖い。
リドリー・スコット監督はもちろん、主演のシガニー・ウィーバーもこの作品で一躍有名になりました。
『エイリアン2』では監督がジェームス・キャメロン監督になり、これまた超ヒットとなりましたが、もしかしたら『エイリアン』と言えば2だ、という方も多いかも知れません。
最近ではエイリアンも多忙になり、プレデターと戦ったりさせられてますが、そのすべての始まりはこの『エイリアン』であるので、古風な映画作りの職人芸と合わせて注目してみると色んな楽しみ方ができたりもします。
あぁでもエイリアンは未だにキモくてコワくて嫌いですわ。
『グラディエーター』
僕の中では何と言っても『グラディエーター』です。
ラッセル・クロウのちょっと独特な喋り方とか仕草とか本当ハマりました。かっこいい。
ざっくりとした内容はローマにおける剣闘士の成り上がりストーリーで、とにかくアツイです。
最近ショーカーで主演男優賞を取ったホアキン・フェニックスも凄く嫌な役で出ており、僕はこの『グラディエーター』のイメージからかホアキンがあまり好きではありませんでした。
悪役って、僕みたいな素直なヤツには嫌われちゃうのです。
見所はなんと言ってもコロシアムでの決闘シーン。
奴隷である剣闘士達が生きるか死ぬかの戦いを必死に繰り広げ、時に理不尽な仕掛けに襲われたり思惑に振り回されたり、悲惨でもあるのですが反面すごくグッと来ます。
映像こだわりリドリー・スコット監督の本気の決闘シーンを見るだけでも十分におすすめできる傑作です。
『ブラックホーク・ダウン』
僕の中での戦争映画ベスト3に入るであろう作品、『ブラックホーク・ダウン』。
リドリー・スコット監督の演出による半端じゃない戦場の臨場感。
原作は実際にあったソマリアでの内戦を克明に描いた小説で、故に非常に考えさせられる内容になっています。
内戦を止める為に現地へと特殊な任務を任された部隊が向かうもののブラックホーク(ヘリコプター)が墜落させられてしまい、敵地ど真ん中に取り残された仲間を救うために民兵などと戦いながらなんとか脱出をしようとする内容。
戦場における仲間のキズナや恐怖感が圧倒的臨場感とテンポの良さで描かれており、さらにはキャストもジョシュ・ハートネットにユアン・マクレガー、この人が出てると戦争映画が引き締まるトム・サイズモアと豪華で、全般とにかく手に汗握る。
そして戦争の在り方、アメリカのソマリア内戦への介入失敗など、多くの簡単ではないテーマが盛り込まれています。
痛快戦争映画、という感じではありませんが、腰を据えてじっくり考えながら見たい、ある意味「こうあるべきな超戦争映画」と言えるかも知れません。
まとめ
リドリー・スコット監督の最低限観ておきたいおすすめ3選、いかがでしたでしょうか?
そろそろ監督も80歳を超えていますし、体力的にも難しいかも知れませんが、渾身の大作、まだまだ観たいですよね。
あ、でもエイリアンシリーズはもうお腹いっぱいです。
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