『呪術廻戦』は週刊少年ジャンプで連載されている超人気漫画で、アニメも放映されていて勢いはうなぎのぼり。
このブログでも、アニメの五条悟目隠し外しのリアクション動画などでお世話になっており、僕もしっかりと漫画は全巻購入して読んでおります。
14巻が出ましたね! 流石にその内容は書けませんが、すさまじかったです。
さて。
漫画を読んでいても、またアニメを見ていても、少しだけ過去を振り返るような部分があり理解できなかったり、登場人物で謎なままの人物がいたりするのですが、それが『呪術廻戦』の前日譚である『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』という作品に描かれていることはご存知でしょうか?
これがどのような背景で描かれた作品かと言うことを引用しますと、
本作は、『ジャンプGIGA』2017 vol.1から2017 vol.4まで連載されていた『東京都立呪術高等専門学校』をプロトタイプ兼正式な前日譚としている。後に同作は2018年12月4日に『呪術廻戦 0巻 東京都立呪術高等専門学校』として発売された。
wikipedia:呪術廻戦のページより引用
とありますので、芥見先生が『呪術廻戦』の連載を始める以前に書いたものであり、さらに正式に繋がりのある前日譚ということでもあります。
読み切りなのですが結構ボリュームがあり(200ページぐらい)、しっかりとまとまっているので「なるほどこれは連載化するわけだ」と大納得のとても面白い作品になっています。
で、読んでいない方にとっては漫画やアニメに関連する部分でこれを読むことで何がわかって何がわからないままなのか?という点が気になると思うのです。
僕は読む前にそうでしたので。
読むタイミングについては、前日譚なので当然ながら早ければ早いほどいいです。後回しにする理由はない、と僕は感じました。世界観もしっかり『呪術廻戦』のままなので、むしろ読み切りの0巻から入るのも全然アリだと思います。
というわけで今回は、『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』を読むと何がわかって、何がわからないままなのか?について少しネタバレありでまとめてみたいと思います。
『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』を読むとわかること
ちょいちょいアニメでも出てくる名前「乙骨(おっこつ)」が誰なのかわかる
五条先生の説明でも、よく「乙骨憂太」という2年生の名前が出てきますが、五条先生が「強い」と言っているにも関わらず『呪術廻戦』内ではイマイチ正体がわかりません。
そう、この乙骨憂太こそが、『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』の主人公なのです。
スッキリしますねぇ。
果たして乙骨という虎杖悠仁の先輩がどんな存在でどんな術式を使いどんな活躍をするのか?
それは『呪術廻戦0』を読んで下さい。
特に乙骨の呪霊が超怖くて最高です。
ちなみにですが、『呪術廻戦0』に悠仁や伏黒や釘崎らは出てきません。めっちゃ悠仁に似てるキャラいますが、多分それ狗巻先輩です。
狗巻棘の呪言のことがわかる
『呪術廻戦0』では、乙骨が呪術高専に転校してきてパンダ・狗巻・禪院らと同級生となり、様々な出来事を経験していきます。
その中で、狗巻棘(いぬまきとげ)と二人で行動するエピソードがあり、その中では狗巻のみが使う呪言(じゅごん)についての説明もなされています。
恐らく現段階ではアニメ版では狗巻の呪言についての詳しい説明はなされていないので、それを先取りして知る事が出来ます。
また、狗巻と乙骨の絆が生まれる様子も描かれているので、今後『呪術廻戦』の方にも乙骨が出てきた時にはより感動できるかも知れませんね。
ただし、おそらくは今後展開していく中でアニメ版でもしっかり説明されるものと思われます(漫画通りなら)ので、仮に読まずともしっかりわかるのでそこはご安心を。
禪院真希の禪院家についてのエピソードがわかる
禪院真希はパンダ・狗巻と同級生で、呪力が無く呪具を使うことで呪霊を退治しています。
その真希と乙骨との関係性、そして真希が禪院家を出た理由などが簡単にではありますが語られています。
妹である真依については触れられていませんが、乙骨とのほんわかエピソードは意外な感じで面白いです。
真希の出自なども、恐らくアニメ版でも語られていくものと思われます。しっかりそこは0読んでない人もわかるようにされているので安心! でも乙骨の活躍だけはコレ読まなきゃわからない!
夏油が起こした「百鬼夜行」がわかる
アニメ版にて、夏油傑(げとうすぐる)が渋谷と京都にて過去に百鬼夜行を行った、と五条がさらっと言います。
それが、この『呪術廻戦0』に描かれており、さらには『呪術廻戦0』のメインバトルパートになっています。
夏油が呪詛師を集めて宗教のような組織を作っていることも描かれており、どのような目的で百鬼夜行を行ったかも描かれています。
さらには夏油の使う術も描かれています。
『呪術廻戦』連載漫画の方では、しっかりと夏油がそうなってしまった経緯や五条との仲も描かれますので、もしまだ連載中漫画を読んでいない方も安心してください。
また、連載中漫画の方に夏油を慕っていたとされる双子の女子高生などが出てくるのですが、それら人物はこの『呪術廻戦0』を読んでいないとわかりません。
『呪術廻戦0』で描かれている夏油一派に所属している呪詛師達です。
『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』を読んでもわからないこと
パンダの謎
アニメ版でも、謎しかないパンダ。
もしパンダの謎を知りたくて『呪術廻戦0』を読もうと思っているのであれば、残念ながら「結局あなたはパンダがナニモノであるか知ることはできない」とお伝えしなければなりません。
ただ、ヒントはあります。
紹介する際に、「呪骸(じゅがい)」と書かれているのです。
一体このパンダは何なんだ?
でもご安心ください。
連載中漫画を全部読んでいる方はもうとっくに知っているはずですが、読んでいない方もおそらくは次のアニメ版のクールで明かされると思います。
あ、別に超ビックリな正体があるわけではないので過度に期待はしない方がいいです。
パンダはパンダです。
五条先生の術式
アニメ版でも五条先生は頭噴火さん相手に説明していましたが、まだまだ全然わかりませんよね。
残念ながら、『呪術廻戦0』でも細かな説明はなされません。
というか五条先生の活躍自体が少なめ。かっこいいけど。
後にしっかり色んな術も使いますし、説明もあるので期待して待ちましょう。
更に最新刊では芥見先生が改めて詳しい人に五条先生の術式を検証してもらう、とかやってたのでもっとわかりやすくなる……かも知れませんね。
夏油の死
アニメ版でも夏油傑は普通に出てきてますが、『呪術廻戦0』での夏油の最期はなんとも言えない中途半端な描写で終わっています。
つまりは連載中の『呪術廻戦』に繋げる為ということもあったのかも知れません。
連載中の漫画でも、夏油の渋谷の百鬼夜行があった時について五条が少し触れますが、まだ詳細は分かっていない状態ですので、今後の展開に期待するしかありません。
まとめ:『呪術廻戦0』はなるべく早く読んでおくべき
連載中の漫画を読んでいない方にとっては結構なネタバレになってしまうかも知れませんが、未だ乙骨先輩は出てきていません。
しかし今後出てくるに違いないので、悠仁ら一年の先輩にあたる特級呪術師の乙骨憂太の活躍と成長は是非読んでおいてほしいです。
そして何より、読み切りで物凄く読み応えがあります。
読んで連載されたのも即納得。
芥見先生、恐ろしや、です。
唯一の難点は、紙のコミック版はなかなか買えない事でしょう。
僕はそういうしがらみイヤなので迷わず電子書籍で買っちゃったのですが、どうしてもコミックス派の方はちょっとだけ苦労する可能性アリです。
とにもかくにも、まずはチェックしてみて下さい。
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