「ペイズリーのシャツって私はあんまり好きじゃないんだよねぇ」
「え? パイズリー? なにそれエロそう……」
↑このように、オシャレ女子などは世界中が知っているのを前提であるかのようにデザインについての難解な横文字をぶち込んで来ることがあります。
そこはオシャレ男子たるものビシッと理解した上で、
「そう? おれはギンガムチェックよりはペイズリーのシャツが好きだけどな」
とかなんとか返したいところ(↑これ言ったところで別にカッコいいわけじゃないので注意)。
ちなみに僕はオシャレのオの字も知らぬ完全なるオシャレ童貞(←と、妻によく言われます)なので、もちろん模様や柄についての知識なんてゼロ。
それでも普段少しでも恥をかく要素は排除しておきたい!
というわけで今回は、最低限覚えておきたい模様(デザイン・柄)をご紹介しますので、数も少ないですし今後の為にも一気に一緒に覚えましょう!
チェック柄(市松模様)
模様と聞いてまず思い浮かぶのはチェック柄です。
チェック柄は日本でいうところの市松模様と同じで、四角形を交互に組み合わせた模様です。
日本でなぜ市松模様と言うのか?
江戸時代の歌舞伎役者「佐野川市松」が履いた紺色のチェック柄が人気になり、絵師にも数多く描かれた。当初は当時一般的にチェック柄を指す言葉であった「石畳」と呼ばれていたが、のちに「佐野川市松」の名前から取って「市松模様」と呼ばれるようになった。
他にも格子のようなデザインであることから、格子柄とも呼ばれます。
ギンガムチェックとタータンチェックの違い
とりあえずチェック柄で押さえておいたほうがよいだろうと思うのが、ギンガムチェックとタータンチェックです。
まずギンガムチェックは、2色(または薄い色も含めた3色)の正方形がピシッと並んでいるものだと覚えましょう。
つまりは市松模様もギンガムチェックと言えるでしょうし、『鬼滅の刃』の炭治郎の羽織りもまたギンガムチェックですね。
一方のタータンチェックは、格子柄ではあるのですが微妙に違う色味なども使った多色であることがほとんどで、また四角形も大きさの異なるものが組み合わされています。
タータンチェックはスコットランド発祥の伝統的な模様で、いかにもスコティッシュな音楽と合いそうなイメージ。
本場スコットランドではキルトの文化に歴史があり、家によって決まりがあったりと、深い世界があるらしいです。
特にタータンは家紋のようなもので家ごとに定められたとても大切なものだそうで、あくまでも日本でのタータンチェックは便宜上名付けられた呼称に過ぎないのです。
アーガイル柄
実はよく見ると格子柄になっており、タータンチェックから派生したのでは?という説もあるのがアーガイル柄。
靴下やネクタイで使われているイメージ。
アーガイル、なんていうカッコイイ名前があったんですね。
因みに語源は、スコットランドのアーガイル地方の氏族がルーツ説など諸説ある模様。
この模様もいたるところで見ることができます。
ヘリンボーン柄
ニシンの骨、という意味のヘリンボーン柄。
なんじゃそりゃ?
と思うかも知れませんが、見たら納得、すごく色々なところに使われている模様です。
特にジャケットなどによく使われています。
特に僕は下を見ながら生きて来たタイプなので、タイルの貼り方もヘリンボーンだったのか!と今無駄に感動しております。
ペイズリー柄
草花をイメージした、至る所で見かけることができるデザインがペイズリーです。
僕も名前知らなかったやつです。
名前の由来は、スコットランドのペイズリー市から。
起源はわかっていないのですが、またしてもスコットランドから名前が来ているというのは驚きです。
タータンをはじめとしてとにかく生地の文化が盛んな地域だったんでしょう。
草花の模様が勾玉にも見えることから、勾玉模様とも呼ばれます。
バンダナを筆頭に、このペイズリーも至るところで見ることができる模様です。
ドット柄
ドット、すなわち点です。
それらが散りばめられた模様をドット柄と言い、馴染みのある言い方では水玉模様とも言います。
泡のように大きさの異なるドットが散りばめられているものや、同じ大きさの小さなドットがびっしりと並んでいるものまでバリエーションは無数にあります。
とりあえず水玉模様=ドット柄と覚えておけば大丈夫です。
ストライプ柄とボーダー柄
僕も無難であるという点に置いてすごく好きなボーダーのシャツ。
オールシーズンで比較的良く見る人気のデザインであるのが、ストライプとボーダーです。
ストライプ柄は、縦縞。
それに対し、ボーダー柄は、横縞です。
日本ではストライプよりもボーダーの方が人気のは間違いないように思うのですがいかがでしょう?
明らかに横縞の方が着ている人多いです。
最近少し話題になったので知っている方も多いのではないかと思いますが、ストライプとボーダーを縦横で使い分けているのは日本だけ。
海外ではストライプもボーダーも、両方ともストライプ柄ですので気をつけましょう、
そもそもボーダーって境界線とか境とかの意味なので、ボーダー柄、と海外で言っても伝わりません。
逆にそれを最初に言い出して使い分け始めた人物ってすごいと思うんですが……。
まとめ:最低限覚えておけば恥をかかずに済みます!
いかがでしたでしょうか?
模様ってそれこそ無限にありますので、アパレル業界や生地を扱うような職種でない限りはそんなに知っておく必要は無いと思います。
ただ、ふとした時、ショッピング中などに模様やデザインの名前が言えるとカッコよく見えたりもするので、知っておいて損はないでしょう。
特にストライプは縦縞、ボーダーは横縞、というのは確実に今覚えましょう。これ間違うと結構恥ずかしいです。
同時に、縦縞横縞を言い分けてるのは日本だけだぜ? というウンチクも忘れずに!
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