ゲームをする上で、僕は尖った性能を持つキャラクターというのが好きです。
『アークナイツ』でも尖った性能のキャラは沢山いるのですが、特にレアリティ☆5の、特殊・補助職のキャラクターはその傾向が強いように感じます。
特に僕が愛情を注いでリソースを割いたのが、補助職のグラウコス。
タイトル画像はグラウコスの元ネタとされるアオミノウミウシをチョイスし、グラウコスへの想いに抜かりはありません。
『アークナイツ』が面白いよ記事ではメテオリーテの太ももについて触れましたが、このグラウコスもまた太ももがセクシーです。
グラウコスは補助ですので通常攻撃にも足止め効果があり、遅延戦術をとりたい時には特に活躍します。
また、ドローンを徹底的に憎んでいるかのような特性で、ドローンを攻撃する時には攻撃力が+50%されます。
スキル1でのデュアルリロードは敵2体を同時に攻撃できるようになる地味に強いスキルなのですが、なんといってもグラウコスの華はスキル2の電磁パルスです。
電磁パルスで全方位をバインド
スキル2の電磁パルスを特化3まで上げると、
周囲に衝撃波を放ち、命中した敵に攻撃力の400%の術ダメージを与え、敵に6秒のバインド(移動停止)を付与。
攻撃対象がドローンの場合、与ダメージが2倍になり、敵をスタンさせる。
という、まさにスキル名の電磁パルスな広範囲電磁ボムっ子になります。
そしてやっぱりドローンが憎い。
この電磁パルスがとても気持ちいいのです。
試しに空軍迎撃(CA-5)にて、超介護しつつのドローン集団に電磁パルスをぶちかますグラウコスをキャプりましたので見てみて下さい。
レベルは昇進2の40で信頼はマックス、特化3の電磁パルスです。
広範囲全体に2000~4000近いダメージ出してますので、さすがドローンバスターです。
本当は右端から撃ちたかったのですが、医療つけても配置後瞬殺されたので断念。そんなに甘くはなかったです。
僕は危機契約#βの時に18等級を取るのにグラウコスの遅延効果が非常に役立ったので、危機契約#0までには特化もしちゃうよ! と気合いを入れて育成し、電磁パルスを特化3にまでしちゃいました。
ただ正直なところ、
危機契約#0ではほぼ使いませんでした。
なかなかね、使いどころが難しいんですよね。
デイリーではドローン一杯のステージで無双しましたが、恒常ステージでは低い等級の間のみの出番でした。
なんといっても尖ってますから、あらゆる場面で雑に運用できるようなキャラクターではないのです。
強いけれど扱いが難しいグラウコス
グラウコスに限らず、補助職のキャラクターは基本的に攻撃速度が遅め。
故に、いかにドローンバスターとして優れていたとしても大量のドローンが一気に押し寄せるような場面では(電磁パルス使わない限り)案外逃してしまいやすいです。
ドローンに無類の強さを誇ると聞いていたのに攻撃速度の遅さ故にドローンを逃してしまうのを目の当たりにして、「なんだよグラウコスそんなに強くねぇじゃん」と思ってしまう事もあるでしょう。
難しいながらも愛用している僕から言うと、正直対ドローン特性はオマケと捉え、むしろ本体は通常攻撃の足止め効果とスキル2による長時間のバインド、と思っていた方が使いやすい気がします。
ドローンが多く出現するから出す、というのも間違っていないと思うのですが、スキルの効果などを考慮した上で通常ステージのドローン以外の敵へも巧く考えて配置してあげることでよりグラウコスは輝くと思います。
特に僅かなマス(それこそ1マスのみとか)で濃密なキルゾーンを形成した場合などは、グラウコスの足止めと電磁パルスのバインドでキルゾーンに長い時間敵を拘束することができるので、それこそイフリーターとシュバルツを重ねてグラウコスでバインド――のようなコンボがかませればそこを抜けられる敵はほぼいないでしょう。
しかし、いくら愛があってもツライステージが多いのも事実。
例えば何も考えずにいきなりグラウコスを出してしまうと、足止め効果でむしろ殲滅までの時間が長くなってしまうようなケースもありますし(キルゾーンに来るまでの時間が逆に長くなり時間がかかる)、通常攻撃もスキルも全て術攻撃である為に術耐性の高い敵にはダメージの通りがかなり悪かったりもします。
術耐性がAのアーツバードA2をグラウコスで落としたろ!と勇んで返り討ちに遭って「グラウコスなんでじゃ……」となるのはグラウコスあるある。
それでも僕は、別に使わないかなぁ、というようなステージでも空きがあればグラウコスをとりあえず編成に入れます。
前回シルバーアッシュの真銀斬の魔力について触れましたが、グラウコスの電磁パルスにも似たような魔力があると思うのです。
まとめ:アオミノウミウシとグラウコスは空を見上げて電磁パルス
キャラクターのプロファイルを読むと、グラウコスは非感染者であることが書かれています(『アークナイツ』の世界観内では、多くのキャラクターが鉱石病という病気にかかっており、それが原因で超能力を使えるようになっていたりします)。
そして、生まれつき先天的な下半身の筋肉が発達しにくい病であることも書かれており、それが理由で足には常にプロテクターのような物をつけています。
コードネームになっているグラウコスはGlaucus atlanticusという学名のアオミノウミウシからとられていると言われているのですが、アオミノウミウシはウミウシの中でも特に美しい見た目と容姿をしています。
しかし毒性も持っており、うっかり手に触れると電気が走るような痛みを感じることも。
ゲームでのグラウコスは暗い性格で足が悪いのですが、それを克服する為に着けたパワードスーツの御蔭で今では戦場を駆け回り、味方の電子機器に影響を与えちゃうのにも関わらず電磁パルスをぶっ放しています。
邪推ですが、足が悪く以前は思うように駆け回ることすらできなかったグラウコスは、空を自由に飛び回るドローンに羨ましさも感じ、同時に憎さも感じるのかも知れません。
故にドローンへの攻撃がえげつない事に……。
ブルードラゴンという異名まで持つアオミノウミウシも、ドラゴンと呼ばれているのに空は飛べないのです。
アオミノウミウシは空を見上げ、いつか自分も空を飛び回りたいと思いつつ憎きドローンを電磁パルスでバルスするのです。
グラウコス、持ってたら育ててみてください。きっと電磁パルスに痺れることでしょう。
ロドスでのほっこり日常を描いたコミックスが心癒されますので良ければチェックしてみてください。
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