ついつい色々な料理をしようとすると買ってしまって増殖しまくる調味料類。
本当に使うのなんてごくわずかなんですよね。
我が家にも豆板醤やら甜面醤など、一体どう使うのかわからないし、賞味期限も切れてると思われる調味料が沢山あります。
一番の悲劇は、一度も開封せずにそのまま期限切れで捨ててしまうことなのですが、割と頻繁にやってしまったりします(特に甜面醤。ごめんねテンメンさん)。
もちろん沢山の調味料があることは悪いことではありません。
料理のバリエーションも増えますし、飽きずに様々な味を作り出すことができるからです。
しっかり使いこなすことができれば、という話ではありますが。
しかし、調味料というのは多く使えば使うだけ、素材本来の味を殺してしまうというデメリットもあります。
プロの料理人であればそんなことは起きないのでしょうが、素人が家でちゃちゃっと作るレベルだとカオスになりがち。
では一体万能で無敵な調味料というものはなんなのか? そんなものあるのか?
そこで今回は、これだけあればなんとかなる、最低限の調味料のご紹介です。
極力調味料を置きたくないミニマリストなあなたへ
まずは真の最低限で考えてみます。
いや、考えるまでも無いのですが、答えは
塩だけ
です。
基本的に塩以外の調味料が無いと食べれない食べ物なんて存在しないと思うのですがいかがでしょうか?
お肉も塩で十分美味しいです。
野菜類も塩で美味しいです。
お刺身だってごはんだって、塩で全然美味しく食べれます。
その分、こだわった塩を置けば尚良いですね。
我が家でも塩だけで3種類ぐらいあります。
粗いツブの塩が僕は好きです。
今現在我が家でメインとして使っているのが、↓こちらの南の極み 天日塩です。
粒がかなり粗く、かけすぎると猛烈にしょっぱくなるので要注意ですが非常に美味しい塩です。特にお肉との相性が良い気がします。
↑こちらの塩はスーパーで比較的見かけるので買いやすいのですが、ミネラル含有量が少ない為、国産でミネラルもたっぷりな自然塩を探している方は宮古島の雪塩↓がオススメです。
脱精製塩を目指す高い意識をお持ちの方にも文句なしのオススメ。
雪塩はミネラル含有量でギネスにも登録された最強塩ですので気になる方はチェックしてみて下さい。(一度だけよく行くスーパーで見ましたが、あまり売っていないイメージ)
とにもかくにも、万事塩で十分。
塩と一言で言っても様々な塩が販売されています。ご自身の口と好みに合う塩を探し求めてみて下さい。また、アジシオは便利でうまみもプラスできるのですが、そのうまみがちょっと食材の味を邪魔してしまうこともあり、僕はオススメしません。
とりあえず最低限の料理はしたいあなたへ
塩しか置かない、というのはなかなかです。
逆に、こだわりや主義がなくて塩しか置いていないような方は少ないと思います。
とりあえず最低限の料理を自炊したい!
そんなあなたへの最低限は、
塩
しょうゆ
みりん
味噌
です。
砂糖はいりません。
みりんの方が確実にいいです。
みりんは糖分とアルコールで作られる調味料で、素材へ味が沁み込むのを助けたり、ツヤやテリを料理に出したり、さらにはアルコールの効果で魚などの臭みを抑えるなどの様々なメリットがあります。
とりあえずしょうゆとみりんがあれば和食系はほぼ出来ると思って間違いないです。
味噌はなくてもいいと思われがちですが、我ら日本人、味噌を欠かしちゃいけません。
酒のアテにもなる、味噌汁にもなる、焼いてご飯に乗せるなんていう贅沢もできる。
我が家では焼き味噌を必ず常備しています。
練り物とネギと、たまに挽肉なんかも入れて煮詰めて、最後にオーブンで焼きます。みりんを多めに入れると食べやすい味になる気がします。
日持ちもすごく良いのでオススメです。
話が逸れました。
最低限の調味料ですが、上に挙げた4種類の調味料だけで色々工夫して作っていると、きっと素材の味を活かした料理作りも上手になっていきます。
とりあえず顆粒だしと味の素を入れまくる舌バカな僕みたいになってはいけません。
焼きそばはむしろソースを食っている、なんていう危険思想も持ってはいけません。
僕の妻は自然な味を活かした料理が上手なお母さんに育てられたようで、多くの調味料を混ぜる事を極端に嫌います。その御蔭もあってか、僕の舌バカも少しずつ調教されてきているように思います。変に濃い味のものが少し苦手になってきました。
まとめ:やはり塩が最強
結局のところ、塩が最強です。
僕は必ず職場にちょっと良い塩を常備するようにしています。
醤油や味噌でもいいのですが、シンプルかつ身体が本当においしいと感じる調味料での頂点は絶対に塩だと思います。
我らヒトは母なる海より誕生しました。
塩はまさにその海の味。
ヒトが嫌いなわけがないのです。
更に言えば、人間の身体にとっても塩(ナトリウム)は非常に重要で、夏場には水分と同時に塩分を補給することが推奨されています。
塩分が不足すると、血流が滞ったり、疲労感を感じやすくなったり、食欲がなくなってしまったりもするのです。
ご自宅に無数に調味料がある方、たまには一度ヒトの原点に立ち返って、塩だけの料理をしてみてはいかが?
無数の余計な調味料達のせいですっかりわからなくなっていた食べ物本来のウマミが見えてくるかも知れません。
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