今やゲームもサブスクリプションの時代。
ずっとiPhoneユーザーであり、さらにはスマホゲーはかなり色々と手をつけているゲーマーでもある僕が、ずっと気になっていたのに手を出さずにいたのが、Appleが提供するゲームのサブスクサービスである「Apple Arcade」です。
なぜずっと気になっていたのに手を出さずにいたか?というと、正直そこまで面白そうなゲームがないのと、良い評判も悪い評判もどちらもあまり聞かないからです。
是非両方の評価をそもそも聞かないということは、イコールで基本的に微妙であるか、またはガチでやっている人口が少ないからだと思うので、敬遠していたのです。
しかしですね、最近ちょっと気になり始めまして、さらに月額の600円というのは全然高い金額じゃないぞ、ということにも気づいたのです。
それこそ何度も記事に書いている「アークナイツ」ですらそれ以上に毎月課金しちゃってますし。
金額がそこまで高いわけじゃないのみならず、広告も全く入らないし100タイトル以上あるゲームが全てやり放題なのだとしたら、それってむしろめちゃくちゃお得じゃないか? と気づいちゃったのです。
そして数週間色々なゲームをやってみた結果、
なるほど、超微妙だわ。
と理解しました。
操作性が絶妙に微妙なのが一番ストレス
では、しっかりと実例出しつつなぜ僕が超微妙と感じたかをお伝えしていきます。
僕が一番ストレスに感じたのが、操作性のクソさ。
地味に気になってて、もしアップルアーケードやる機会あれば絶対にやりたいな、と思っていたゲームの一つが、「キャットクエスト2」。
前作すらやっていないのですが、ビジュアルがすごく楽しそうなので絶対にやろう、と思っていたのです。
そしていざやってみると、雰囲気はすごく面白そうなのですが……。
なんで素直に移動させてくれないんですかね?
タップした所に移動するか、バーチャルコントローラーで進みたい方向へ引っ張る感じの操作が必要なのですが、その絶妙な移動のしにくさがストレスフル。
コントローラー持っている方や、スマホじゃなくswitchとかでプレイしたなら楽しめたと思うのですが、僕みたいにコントローラーなくて、それでもスマホで出来る限り楽しみたい勢はどうすりゃいいんですかね?
あのクソ遅延(みたいに後からついてくる感じの)操作に慣れろと?
というか操作方法はいくつか選択肢を設けておいて、もっと直感的に行きたい方向に行けるようにできないんですかね?
僕みたいなタイプのヤツは、もうそれだけで十分に「やらない理由」になってしまうのです。
で、これと同じようにガッカリしちゃったのが、忍び足するおさるさんのゲーム。
これがレビューとか読んでもすごく評価が高く、サルみたいな生物を操って人間の食べ残しをかっさらったり、イタズラしたりとライトなグラセフっぽい事ができそうな良ゲーなのですが、やってみるとなるほど面白そうではあるのです。
しかし!
また!
なぞの独特の操作感がストレスマッハッハ。
嫌がらせしたいの? マジで。
なんで超微妙な謎軌道でおさるさん曲がってっちゃうの?
素直に行きたい方向に行けるだけでいいの! ほんとに! それだけなの!!
――で、キャットクエストも迷走サルも当然設定で変えられるんじゃないかとイジイジしてみたのですが、コントローラーを接続するか否かしか選べず、改善できないと判断したので申し訳ないのですがプレイを断念しました。
コントローラー前提の作りとしか思えませんでしたし、スマホのみで完結したいユーザーにあまりにも不親切と感じたので、なるほどそういう所でも評判悪いんだろうな、と感じた次第です。
逆に考えればこういうスマホに使えるコントローラーさえ買えばひとたび名作へと化ける、ということなのかも知れません↓↓
いっそ英語にしてくれ!レベルの雑ローカライズ
もちろん全部じゃないですが、結構雑な翻訳のゲームも多かった印象です。
結局のところ、日本人って基本的には英語が苦手で日本語が大好きなのです。
「中学の英会話がわかればなんとかなるレベル」と良く書かれていたりしますが、それでもやはりすんなり理解できないのってジワジワとストレスになって、最終的にはゲームが面白くても内容がすんなり理解できない歯痒さからアンストしちゃったりするものなのです。
僕が一番悲しかったのが、なんだか骨太で面白そうな雰囲気のあった「spelldrifter」というゲーム。
これはきっと面白いゲームなんです。
しかし、翻訳がクソ過ぎて肝心な部分がほぼ理解できず、結局すぐに消しました。
あとは、そもそも日本語化されていないゲームも多数あります。
もういっそ英語にしてくれ!
と思いつつ、そうされちゃうともっとやらなくなるわがままな僕。
気になるゲームやってみてほぼ全てが微妙だったので僕は見切りました
とりあえずどれだけやっても600円以上かからないですし、そもそも初月の無料トライアルでお金かかってなかったですし、とにかく片っ端から気になるゲームをやってみたのです。
その結果、ほぼ全てで見事に「微妙」と思うことができたわけで、これは快挙です。
※スクエニのゲームもあります↑。かなり期待して始めたのですが、マップ移動も独特で戦闘も長ったらしくて、トータルでやはり微妙でした。あと町マップの移動が斬新な手抜きで感動。
なぜアップルアーケードを絶賛するような話を聞かないのか?という疑問の答えは、まさにこういうところに原因があるのではないでしょうか?
ただ、当然僕は今回全てのゲームをやれたわけではなく、きっと隠れた名作がいっぱいあるものと信じたい! とはいえ微妙ゲーに出逢う確率も極めて高いので全力でオススメなんて到底できません。
というわけで、全然迷うことなく僕はアップルアーケードを卒業したのです。
マジな事書いとくと、サブスク600円は破格の安さだと思ったので、
月額1000円ぐらいにしてもっとクオリティしっかり上げる
とかしないと多分ずっとこんな感じで終わってしまうのでは?と思いました。
どんどん新しいゲームも追加されているようですので、あくまでも僕がやっていた時点での個人的な感想とお受け止めくださいませ。
まとめ:アップルアーケードは安いとは思うけれど、やり込めるゲームは少ない
文句ばかりになってしまいましたが、これはあくまでも僕の感想。
月額600円で広告なしでやり放題は本当に破格です。
もし、僕が気になる「操作性のクソさ」や「翻訳の雑さ」などが全く気にならない方であれば、きっとアップルアーケードは夢のようなサービスです。すぐにやりましょう。
ただし、僕のような細かなところでストレスを感じて嫌になってしまうタイプの人にはオススメしません。
それでも、これは面白かった! というゲームを3つだけ紹介して終わりたいと思います。
高確率で微妙ゲーという僕の厳しい目を見事すり抜けた名作です。
これは名作! カプコンの『深世界』
深海を探索するだけのゲームなのですが、徐々に装備が強化されていき、深くまで潜れるようになっていく過程はなんとも嬉しいカプコン感。
そして映像はもちろんのこと、音へのこだわりがすごいのでヘッドホンでプレイしてると癒されます。
過去にこのブログでも深海記事書くぐらいには深海好きなので、かなりツボでした。
これやりこむだけでも元は十分取れると思います。
映画さながらのカーチェイスを自分でプレイできる「エージェント・インターセプター」
全然期待せずにやってみたらめっちゃ面白かったのが「エージェント・インターセプター」。
諜報員になりきって車を運転し、飛んだりミサイル撃ったりギリギリでミサイルの爆発を防いだりと、はちゃめちゃなカーアクションゲーム。
ドリフトしてても敵車両破壊できますし、なぜか道に落ちてるロケット弾でロックオンして破壊も可能。
リアル志向ではないカーアクションでも許せる方、あと映画でのカーチェイス好きな人はきっと楽しめます。
本格的に頭を使うパズルアクション「グラインドストーン」
同じ種類の敵を繋げて切り刻んでいくパズルゲームですが、切る爽快感と同時に途中に虹色の石を挟むことで違う種類への攻撃が可能になり、かなり頭を使うパズルになっています。
雰囲気も良いので、切り刻むのがイヤでなければアップルアーケードでパズルゲームを探している方にはオススメ。
まとめ:微妙って言いまくったけど……自分で発掘する楽しみもあるよね!
僕は今回微妙なものばかりにぶつかりイメージ良くないまま終わってしまいましたが、ゲームの楽しみ方は人それぞれですし、楽しいポイントも人によります。
アップルアーケードをそもそも全く知らなかったというような方は、一度ラインナップを眺めてみて、気になるゲームがあればやってみてください。
もしかしたら多くの人が知らない、あなただけの隠れ名作を発掘できるかも知れません。
また、今後も多くのゲームが追加されていくでしょうし、僕のように「微妙過ぎるわ!」というような意見が目立てば目立つほど、きっとどんどん改善されて名作が増えてくものと思います。
アップルアーケードはまだ始まったばかりなのです!←アップルアーケードばりに微妙な終わり方。
コメント